経歴
1978年 | 東京歯科大学卒業 |
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2001年 | 東京歯科大学臨床検査病理学講座教授 |
2003年 | 日本口腔インプラント学会基礎系指導医 |
2008年 | 日本口腔検査学会 会長 |
現在 | 東京歯科大学教授(千葉病院病院長、歯科衛生士専門学校校長) |
研究テーマ
インプラント病理病態学
病理病態学とは、疾病における形態と機能および代謝の変化を研究する学問で、その原因や発生病理を理解する学問である・・・と成書にあります。つまり、私は病理学者としてインプラントを考え続けているだけで、肯定とか否定という話ではありません。病態論的にインプラントは人工材品ですので、非自己という大前提を崩すわけには行かないのです。歯牙でも歯周病に罹患して、感染セメント質となればその部位は非自己です。そして、非自己であれば生体はそれを排除するように働くのです。先生方は病態を理解したうえで、従来歯科医療に無視されてきた、臨床検査を見直し、エビデンスに基づく診断、治療、そしてメインテナンスを行っていくのが今後の歯科医療、インプラントロジストの目指すところであると信じています。
結論ですが、病理学者は肯定論や否定論を話すことはありません。病態論として、インプラントの周囲でどのような代謝が行われているかを解いているのです。もちろん生体と上手く調和することを願って・・・。そのために、検査の重要性も御理解頂ければ幸甚に思います。今回は、病理学者として、このような観点からインプラントを見直せたらと思い ます。