経歴
1975年 | 神奈川歯科大学卒業 |
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1975年 | 九州大学歯学部付属病院医員 |
1977年 | 九州大学歯学部文学部教官助手 |
1980年 | 中村歯科医院開設 |
1990年 | 医療法人スマイルライン理事長就任 |
1994年 | 学位取得(歯学博士) |
1998年 | インプラントセンター・九州 歯科診療所開設 |
現在 | 熊本大学医学部 臨床教授・非常勤講師 島根大学医学部 臨床教授 神奈川歯科大学 非常勤講師 デンタルコンセプト21最高顧問 |
インプラント治療と骨造成(実習)
インプラント治療がブローネマルク博士により臨床導入され45年以上が経過し、その予知性については高い評価が与えられています。
しかし、インプラント臨床においては困難な場面に遭遇することも少なくなく、その主たるものがインプラント適応部においての骨の形態や骨の質が不良な場合です。このような症例においては、既存の骨を有効に活用する方法(グラフトレス手術)として、ショートインプラントの活用、上顎洞前壁を利用した傾斜埋入法の選択、Zygomaインプラントの適用などがある一方、骨の造成法が選択肢として存在します。
ところが、QOLの向上が求められる現在、インプラント治療においても高いレベルの審美および機能的回復の要求があるのも事実です。
そのような場合、前者の適応は難しく、骨の造成が必須となります。
骨再生については古くから、自家骨移植法が用いられ、さらに人工代用骨移植法が注目されてきました。また、1990年ころからはGBR法が簡便な骨再生の手段として臨床で評価されてきました。さらに今日では、Split crest法や前述の併用法が臨床の主体となっているようです。その際、骨の採取や骨のSplitにおいて、ピエゾサージェリーが注目されています。
実習:豚顎骨を用いてのインプラント埋入、ピエゾサージェリーを用いての骨採取、GBR等